箱根駅伝とフェニックス
正月は高校、大学、社会人・プロのサッカー、ラグビー、アメフトなどスポーツのイベントが目白押しですが、自分が一番気になるのが、箱根駅伝です。
2日、3日に繰り広げられた、第87回箱根駅伝をTV観戦された方、感動しましたよね。
復路の6区で、早稲田大学が東洋大学をかわして、そのまま逃げ切っての勝利でした。
優勝した早稲田大学は、区間賞がひとりだけ。
一方、敗れた東洋大学は10区の中で、4区間で区間賞をとっていますし、昨年調子を落としていたとはいえ、柏原という怪物がいました。
しかも、早稲田大学は、2名の強い選手を欠いて臨んだ試合でした。東洋大学は下馬評通り、大会新記録で走ったのに、早稲田大学はその上を行きました。
京都新聞の見出しには、「大砲頼みから脱却」の活字。
駅伝は、日本ならではの競技。汗が染みこんだタスキを渡していく。個人プレイの集合のようであって、実は、とんでもなくチームプレイなんだと思います。
この新聞記事を見てフェニックスを思い出しました。
言うまでもなく、昨年末に我らのレイクスが今シーズン、初めて連敗した相手。
現在20勝2敗のチームです。
なのに驚くなかれ、個人ランキングでは、得点、アシスト、リバウンド、ブロックショット、フリースロー成功率、フィールドゴール成功率、ダンク数、出場時間、どこにもフェニックスの選手、誰の名前もありません。スティールの8位にパーマー、3Pシュート成功率で9位にアーノルドが入っているだけです。
スター集団、必ずしも王者にあらず。
エラそうに書いてますが、この話は以前から、せんさんが指摘されてます
色々と考えさせられましたね。
話を駅伝に戻しますが、
憧れの晴れ舞台への出場。
どんなスポーツでも同じですが、高校で活躍して入学してもこの舞台に立てるとは限らない。無名で入っても、努力が花開いて活躍する選手もいる。
これまでも、体調管理がうまくいかなかったり、プレッシャーで途中棄権した選手や、今回の日本大学のように、時間制限が来て、タスキを渡せずに号泣する選手、容赦なくテレビでドラマに仕立てられて生中継で伝わってきます。
番組の演出でデフォルメされた分を差し引いても、各大学各選手の日頃の努力で勝ち取ったひたむきな姿に、感動します。
歳を取ると、涙腺は緩みっぱなしです。
レイクスが優勝したら、体中の水分が涙になりそうです