2011年03月25日
vs エヴェッサ戦(日曜日)
日曜日に堺市金岡公園体育館で開催された大阪エヴェッサ戦、今頃のブログアップで失礼します。
1節なくなっただけなのに、凄く長い間、試合を観られなかった気がしました。
あの津波に飲み込まれてしまった大勢の方の中に、bjリーグを愛する方も含まれていたかもしれません。
被災地の仙台ERSはもちろん、他球団にも自分の故郷が、身近な人が被災した選手もおられます。
しかし、色々な意見がある中で、復興支援ゲームと銘打って開催された今節。
レイクスが勝ったこともあって、本当に幸せな気持ちにさせてもらい、帰りの雨も苦になりませんでした。
多くのスポーツイベントの開催が自粛ムード中、1節を飛ばしただけで開催されたエヴェッサ戦には、土曜日が1831人、日曜日は2165人の観客が集まりました。
会場入り口から、奥に義援金の呼びかけに立つジョーの姿が見えて早くも黄色い歓声が上がりました。
エヴェッサとレイクスの選手が並んで義援金の呼びかけをしていました。
二日間で711,118円集まったそうです。
今節の各会場では、震災復興支援ゲームであり、被災されて亡くなられた方への黙祷、さらに被災地への義援金の呼びかけのほか、今シーズン半ばでリーグへの参戦ができなくなった3チームへの思いをブースターが表しました。
そして、このエヴェッサ戦でも、KNGさんらの呼びかけで、レイクスブースター席でも義援金を募り、仙台のチームカラーである黄色いものを振り回したり、掲げてのGo Go 89ERSコールがありました。
われわれは、3列目で車中で作成したこのボードを持ちました。
時を同じくして、京都市立体育館の天井吊り下げモニターには…
エヴェッサのアウェイ戦といえば、スピーカーから頭が痛くなる程の大音量の音楽と、エコーのかかったエヴェッサコール、効果音に悩まされてきました

でも、今節は1,2Qはいつもの音が流れてこず、アマチュアの試合の様に生声での応援合戦でしたが、新鮮でした

正直、レイクスブースターは、スピーカーから何も流れてこなければ、どこに行ってもホームゲームにしちゃえそうですね。
それに、ベンチの声が時々耳に入りました。
自由席なのに、ごっつう近いし。
あれ、座っちゃいけんとこでブーストしてるエヴェッサ名物のブースターさん、何か言われてはる…?
試合はもうご存知の通り、前半のMVP、#8竜一が8点(3P 1/3、FT5/7)。
2Qで3Pあり、感動あり、笑いありの大活躍でした。
FTをこんだけもらったことから判るようにいつものディフェンスの上にオフェンスも頑張ってくれました。
対するエヴェッサは、トータルのファールが31個、凄かったな。
苛立ってたね。
どんどんファールがかさんで、退場者続出。
#50ウェイン・マーシャル、
#21ツェン・ウェイティン、
#1ローレンス・ブラックレッジ、
#3ウィリアム・ナイト、
さらには苛立ちを隠せない#44リン・ワシントンまでが…。
とうとう、残り3分の時点で外国人選手はPGの#10ケビン・タイナーひとりになり、スコアは96-76
レイクスも残り2分で日本人を4人とし、ヒロが久しぶりにシュートを決めて、残り4秒でバッサンもFT得点!
(てっきり、全員得点やぁ!って浮かれてたら、この日はキャプテンとレイに得点はありませんでした)
マイキーのアリウーフに沸き立つブースター

これでエヴェッサには今シーズン嬉しい勝ち越し!
滋賀レイクスターズ 大阪エヴェッサ
103-86
1Q 25-28
2Q 27-17
3Q 25-19
4Q 26-22
エヴェッサの新加入選手は要注意でした。
チャイニーズ・タイペイ代表の#21ツェン・ウェイティン(エヴェッサのHPでは#4)。
大きいんだけど、3Pが得意みたいで、この日に挙げた9点はすべて3Pシュートでした(3/3)。
ルークみたい?
さらに、#10ケビン・タイナー!
小さいけど、逞しくて、すばっしっこい!
でも、23日の練習中にアキレス腱を断裂したという残念なニュース。シーズン当初から練習生として帯同し、ようやく契約を勝ち取ってこの日もスターター5に名を連ねたのに…。
それにしてもエヴェッサ、怪我人が多いですね。
復興支援ゲーム、試合そのものはレギュラーシーズンの試合そのものでした。
この人たちも、義援金呼びかけにスタンドを回ったら、もっと集まったかも…

物資の受け入れボランティアに参画していた89ERSの志村選手が、ハンナリーズが京都で集めた物資が仙台に届き、見つけてツイッターに投稿していた写真です。
気持ちが伝わったでしょうね。
12,13日に、彦根会場で集められた物資も、レイクスラッピングトラックに乗って仙台に向かいましたが、到着したこと、仙台89ERSのブログに出ていました。
そして今日、仙台69ERSの4選手が他チームにレンタル移籍、レイクスにはブロンコスから寺下選手が、震災に伴う選手救済としてレンタル移籍することがリリースされました。
一方で、仙台は今シーズンの選手とコーチとの契約解除、来シーズンの参入も非常に厳しい状態であるとのニュースもありました。
地元密着のbjリーグ、被災地では企業の支援も得られにくいのは当然ともいえますが、悲しいです。
力になることはできなくても、支援の気持ちは持ち続けていこうと思います。